京都の乙女文化発信クリエイター、koha*のブログです。
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元気ですか☆

 

父の三回忌を恙なく終えました。

あの夏から月日の経つのが、本当に早かったなぁ・・・

 

 

あの年も、今年に負けず劣らず暑い夏だったな。

東京での夏の催事出店を終えて京都に戻り

その足で入院したばかりの父の病院へ。

 

その日から、父が亡くなるまで

ありがたいことに、毎日通うことが出来たなぁ・・・

午前中は事務所で仕事をして

午後一番にお店に着いてスタッフと打合せや世間話したり

スケジュールの確認したり一通り仕事してから

夕方には父の病院へ向かう。

 

お店から地下鉄一本で通える便利な場所だったけど、私は毎日歩いた。

急ぎ足で丁度40分。

一人で考えを巡らせたり、反対に無になることが出来たご褒美のような時間。

そうやって気持ちを整理して、心に溜まった澱を浄化できたからこそ

「はい、また来たよー☆」と元気におちゃらけキャラで登場する事が出来た。

 

 

父は、今の私より若い時分からずっと

可能な限り、寿命と健康寿命を揃えたいと公言していたので

家の中に補助手すりを付ける事もなく

入院してから40日ほどで旅立てたのは、望んだ通りの最期だったように思う。

 

正確には、補助手すりはあった方が便利だったと思う。

でも「此処と彼処に付けたら、動き易くなるのと違う?」と娘が提案しても

今、自分仕様のものを取り付けても、体格も力も違う母(妻)には

別の位置の補助が必要だろうし

それならば、いずれ必要になり

自分よりも長く生きる母仕様のものを優先してくれと拒んだ。

 

もう、どこまでカッコつけんのよぅ?!と呆れたものだが

老い衰えゆくものの自尊心こそ大切にしなきゃいけないことは

その数年前に小花と小豆が教えてくれた。

 

犬と人間を一緒にしてはいけないと言う人もいるだろう。

 

その後生きてゆく長さも、社会生活における義務も権利も全く異なるので

子犬と人間の子供の躾は一緒とは言えない部分は多いけれど

老犬と老人への眼差しや向き合い方は結構重なるところがあるし

あって良いようにも感じている。

 

母はもちろんの事、娘達も可能な限り毎日顔を出した。

親戚も入れ替わりで見舞ってくれたので

眺めの良い病室は、ずっと笑い声が絶えない

昭和の実家の居間や客間のような懐かしさに溢れた。

 

初めて聞く、若かりし父と母のデートの逸話(笑)

そんな話題でもちきりの時には

一緒に観に行ったという映画音楽を、スマホからBGMに流し

泣き笑いの母を見て、みんなで泣き笑い。

こんなあたたかな時間で包んで父を送れるのなら

幸せな看取りだなぁとしみじみ思った。

 

最期の最後は、家族水入らずで

「ありがとう!」「ありがとう!」の言葉がシャボン玉みたいに膨れあがる

やわらかくて強い気持ちの玉にしっかりと包まれて

突き上げられるように、胴上げさながらに父は逝った。

 

早いなぁ。

良くも悪くも時間は確実に過ぎてゆく。

 

幼い頃や若い頃は、前傾姿勢で全力疾走するように毎日を駆け抜けた。

今となれば

誰かが昔言ったように、人生とはボートを漕ぐように

過去を見つめながら、背中から未来に向かって進んでいるっていうのが解る。

そして、それも悪くない。

 

 

元気ですか?

もうすっかりそちらの暮らしには慣れましたか?

私達はみんな元気でやっています。

どうか、どうか、ご心配なく☆

 

母の夢の中には、しょっちゅう登場するらしいけれど

娘達の夢にも、たまには顔出してね。

 

では、またね☆

 

色褪せた写真も、心の中では鮮やかに蘇るもの。

そんな事を考えながら、小結を撫でる定休日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*chakiさま

何かにつけて、きっちり計画して実行するのが大好きだった父らしく
見事なスケジュールのフィニッシュだったと、今更ながら天晴れです☆

寿命という言葉に、本来含まれていた意味が
進化を遂げ過ぎた文明の発達で歪んでいる気もしますね。
愛犬が気づかせてくれる視点は、本当にたっくさんありますね。

親を送る時って、それぞれの人間が自分の生い立ちを振り返り
立ち位置を見極めて挑む、最後の大仕事のような気もしていたのですが
送られる本人も、最後の大仕事として
もう一回、別々の場所や時間軸で暮らす家族を
揺るぎない束にまとめる鮮やかな千秋楽なんだとも知りました。

家父長制の強い時代のワンマンなおやっさんだったので(笑)
父を疎ましく思った時期も、もちろん通過しましたが
見事な名監督だったと、今は家族全員が感謝しています。胴上げさせてもらえて良かった・・・

そそそ・・・
ホンマに、たたり(?!)くらい似てますよねwww
koha* | 2019/09/12 10:33
さまざまな思いのなか、立派にお父様を看取られたのですね。
平均寿命が延び、いかにその日を迎えるかが難しい課題となってきました。
愛犬たちから「生き様」を学ぶことは多いです。
うちの父のときも、父そっちのけで(笑)家族親戚、病室でわいわい大騒ぎしていたことを思い出します。
お父様、きっと穏やかな気持ちで旅立たれたでしょう。羨ましく思います。

そして──
koha*さんのなんとお母様似のことか!w
chaki | 2019/09/12 08:49
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