京都の乙女文化発信クリエイター、koha*のブログです。
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鳴滝倶楽部でお能に触れる☆


水を得た魚のように、夏を得た蝉?!がジンジン啼く日曜日。

京福電車の鳴滝駅の直ぐ傍にある杉浦能舞台

多角的に『能』に親しめる勉強会『鳴滝倶楽部』に伺いました。

 

前回は太鼓に触れる勉強会でした。

 

その前は、行燈能だったかな?

 

最初に参加したのは、こちら

 

年に幾度か開催されていて、その都度違う分野にフォーカスした

飽きることない楽しい企画。

毎日バタバタしていますが、出来るだけ時間を作って

と〜さんと参加するようにしています。

 

今回は『善界(ぜがい)』。

 

中国の名だたる寺院を乗っ取り、仏法を堕落させた中国の天狗・善界坊。

神々が仏法を護るという日本の仏教界も堕落させようと

愛宕山に棲む日本の天狗・太郎坊のもとを訪ねます。

 

太郎坊の庵から見える比叡山こそ伝教大師以来の日本仏教の根本道場。

二人は比叡山を標的に定め、魔道に陥れ、日本を手中にする企てを練ります。

 

天狗の所業により京には魔が蔓延ったため

「祈祷により鎮めよ」と高徳・僧正に勅命が下がります。

 

他の高僧達と共に都へ向かう途中で、雷鳴が轟き

天狗の首領・善界坊が現れます。

善界坊の野望に立ち向かう僧正の祈りの真っ向勝負。

負けじと一心に数珠を押し揉む僧正の念によって

不動明王、東には比叡の山王権現、南には石清水の八幡大菩薩、

西には松尾の、北には賀茂の守護神が取り囲み善界坊を責め立てます。

翼も折れ、力尽きた善界坊は、もう懲り懲りと虛空に消え去ります・・・

 

今回は装束をつけず、実演を交えて曲目解説をしてくださいました。

実際に身につけられる面、衣裳なども拝見出来ます。

普通の面は、口のところに小さな孔があって

そこから声が漏れるように作ってあるけれど

天狗達の面:大べしみは、鼻の穴は少々大きめだけど

口の孔が無いので声がうんと籠もってしまうそう。

天狗は普段は山伏の扮装をしているので、紺や茶の格子や縞柄が選ばれ

仕上げに梵天が施されるそうです。

戦うときは赤髪、白髪などに

金、赤、朱、黒、紺などの力強い装束が選ばれるとのこと。

 

そして、そんな解説の後には『善界』の謡の触りの所を教えていただけます。

楽譜に見えない楽譜を頼りに、ちょっと上げる、途中から徐々に上げるなど

正しい謡の後に、自分達で腹の底から声を出し復唱☆

普段、お腹の底から声を出す事をしていないので

まぁ、びっくりするくらいショボい声しか出ないもんですf(^ー^;

しかも正座しながらですしね。なかなか現代人には無い経験です。

 

その後は、能・狂言専門書店『檜書店』編集部の小辰恭子様のお話を伺いました。

観世流の謡本の版木を拝見する機会にも恵まれました。

何とも達筆で滑らかで美しい彫りか

書いた和紙を貼り付けて文字を彫られたようです。

 

少し話は変わりますが、絵はもちろんのこと浮世絵にある文字って

めちゃくちゃ美しいですよね?!

絵は言わずもがな、歌川国芳、月岡芳年なんて惚れぼれしちゃう☆

 

裏面にも彫りが施されています。

刷り重ねて、文字の凸部分が磨り減ってきたら

周囲を彫り、文字を際立たせて、また長く使ってこられたそうです。

今や"活字"や"写植"でさえ古き良き時代の産物ですが

一箇所ミスしたら、とんでもない・・・!

という時代に産まれて無くてこれ幸い☆

などと胸を撫で下ろしてしまいますσ(^◇^;)

 

今回もとっても興味深く楽しい時間でした☆

先生方、ご一緒させていただいた方々、ありがとうございました♪

 

 

 

 

 

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