秋を生きる
2017.09.15 Friday
もし人生80年なのだとしたら53歳は秋。
それもはじまったばかりの、ではなく
そこそこ冬に近づいてるほどの秋なんだなぁ。
ふと目をやった西の空は夕焼け。
小学生の時分に、クリスマスに何が欲しいと父から問われ
蛍光色の瓶入りポスターカラー(水彩絵の具)と答えた。
「お前はいつも けったいなもんばっかり欲しがるなぁ」
そう言いながらも、父は少し嬉しそうだった。
近所の文房具屋さんには売っていなくて
当時、河原町三条辺りにあったと記憶している画材屋さんへ連れて行って貰った。
蛍光色の絵の具は10色くらいのバリエーションがあったけど
その中で、夕暮れの階調の中で一番切ない色と信じて疑わなかった
蛍光バーミリオンを選んだ。
まさに燃え盛る、力の溢れる暖色なのに
もうこれは最後の最後で、燃え尽きる前にしか見せない赤さであることを
予感させる哀しさも含んでいるところが好きだ。
私の人生の春、夏、秋とずっと夕焼け空に焦がれてきた。
いつか、こんな空を表現できると良いな・・・
まずは、この秋をちゃんとちゃんと生きていこう。
※オマケの小結
今年の夏も、すびちゃんのお気に入りと言えば
このビールとチャーシュー(ブタさんのボール)セット。
来年もこれで喜んで遊んでくれるかな?