トップの画像は前回ブログに登場した「亜熱帯25時」を
描くきっかけになった熱帯風植物。
2つ目の画像は、こちらも前回説明いたしました「石蕗」の
花の後・・・
最後は綿毛になるってご存知でしたか?
さてさて・・・今春発表の新作10柄。
前回のブログでご紹介しきれなかった5柄を
簡単に説明させていただきますね。
左上から時計回りに・・・
「こごみ」
春の山菜の中でも、アクが少なくて調理しやすいこごみ。
買ってくるといつも、その独特の造形美に惚れ込み
並べ替えたり組み合わせたり・・・
台所でちょっと遊んでしまいます(笑)
この楽しみさを皆様にも知っていただきたく?!この度、布になりました🎶
「柘榴」
実家の近くにあった農家の広大な庭にあった柘榴の木。
初夏には元気いっぱいの朱色の花を
秋にはどんどん膨らんで、ある日ガバッと裂けて
艶かしい粒々が顔を覗かせる実を通りから眺めていました。
近くの垂水山に棲むカラス達が目敏く実を突いて食べていました。
ユニークな実の形や宝石のような魅力的な粒々に惹かれつつ
カラスが怖くて近づこうにも足がすくむ・・・
幼少期の柘榴の印象を描きました。
「灸花(やいとばな)」
タイトルは「パラピロ」です。
乙女蔓とか屁糞蔓とか、様々な異名を持つ植物。
細くて頼りない蔓を巻きつけて成長・繁殖していく
一見か弱そうで、実にたくましいのです(笑)
可憐な白い花の中心に
ポッと火が灯ったように見える紅色が素敵で好き。
同居する祖母に灸を据える係を任されていて
解した艾(もぐさ)をツボに載せ、お線香の火を移す作業は
神秘的でもあり、熱くないのかな?と恐々でもあり・・・
灸花を見た時「言い得て妙のネーミングだな」と感じました。
「糀そよそよ(Cozy breeze)」
お次は左下。
この何年か、発酵食とか菌活とか美容と健康と味わいにおける
菌類への注目がアップしていますね。
私は人生で3度、糠床をダメにしていて、どうも才能が無い気がしますが
それでも味噌・醤油・味醂・日本酒・鰹ぶし・昆布・梅干し・お漬物
甘酒にヨーグルトにチーズetc.
発酵食品を摂取せねば・・・などという義務感はゼロでも
美味しいから毎日口にするものが、たまたま発酵食という感じ。
そんな自然の恩恵と、発酵の不思議を磨いて次の世代につないでくれた
先人たちの努力と叡智に敬意を評して菌を描きました☆
麹とも糀とも書くけど、日本の国字である「糀」を使っています。
最後は真ん中の「北山慕情」
はい。ご覧いただいたままの北山杉の光景です。
花粉症の季節に何て事を!
お辛い症状が出ている皆様には大変失礼しております。
かく言う私も、花粉症皮膚炎が出てきました〜
きゃあー!皮膚が凸凹です。
歴代ワンコを川遊びに連れて行きますが
京北町の川へ行く道すがらに連なる北山杉の斜面が本当に圧巻。
リズミカルに植えられ、枝打ちされ、整えられる杉木立。
日差しを受けた陰影が美しく
"杉綾"などという織物の組織名にも納得の規則性。
山崩れも防ぎ、林業も守る目的で日本中に植樹された杉が
今や国民病とも呼ばれる花粉症を引き起こしているのは
大いなる皮肉だけど
きっと乗り越えられるぞ!!と信じて願っています☆
小結も元気にしております(*^-^*)
本当に久しぶりの移動制限のない春。
今年の桜は染みるだろうなぁ・・・
*~*~*~koha*の世界展vol.31~*~*~*
*KANAZAWA
3月22日(水)---28日(火)
香林坊大和3階・ウィークリーメッセージ
*KYOTO
4月8日(土)---17日(月)
文椿ビルヂング1階 椿ラボ京都
*OSAKA
5月10日(水)---16日(火)
阪急うめだ本店7階・手仕事ギャラリー
*SHIZUOKA
6月7日(水)---13日(火)
静岡伊勢丹6階・プロモーションスペース
元気の出る、癒しの傍にあるファブリックをたずさえて
皆様の街にお邪魔いたします。
お目にかかれます事を楽しみにしております。
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椿ラボ京都(京都市中京区三条通烏丸西入・文椿ビルヂング1階)
TEL:075-231-5858
※営業時間11:00-18:30に変更致しました。
毎週火曜定休日 Closed every Tueseday
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